『ザ・ファイブ−残されたDNA 』【ネタバレ】第10話・最終話「あの日の真実」

『ザ・ファイブ−残されたDNA 』第10話「あの日の真実」のネタバレです。5歳の時に行方不明となった少年のDNAが、事件から20年が経ったある日殺人事件現場で見つかるという設定だけでも興味をそそられる『ザ・ファイブ−残されたDNA 』。アメリカのミステリー・探偵もの小説に贈られるエドガー賞ペーパーバック賞、シェイマス賞、アンソニー賞の全3賞を受賞した初めての作家ハーラン・コーベンの書き下ろし作品です。

The Five | Harlan Coben | Facebook

『ザ・ファイブ−残されたDNA 』第10話「あの日の真実」放送予定

放送予定はWOWOWの公式サイトからご確認ください。

『ザ・ファイブ−残されたDNA 』第10話「あの日の真実」ユーザーレビュー・スコア

映画・テレビのデータベースサイト・IMDbがまとめた視聴者によるレビュー・スコアの集計結果です。

Episode #1.10 (2016) on IMDb

以降はネタバレを含みます。まだ視聴されていない方はご注意ください。内容は「公式サイトのあらすじ」と「オリジナルのあらすじ」です。

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『ザ・ファイブ−残されたDNA 』第10話「あの日の真実」あらすじ~公式サイト

(未掲載)(引用元:WoWoW公式サイト

『ザ・ファイブ−残されたDNA 』見どころ・登場人物
『ザ・ファイブ−残されたDNA 』の見どころと登場人物についてご紹介します。5歳の時に行方不明となった少年のDNAが、事件から20年が経った...

「無断転載禁止」

『ザ・ファイブ−残されたDNA 』第10話「あの日の真実」あらすじ~オリジナル

20年前に起こったこと~フランクの回想

(フランクの回想)20年前、二人の娘たちを学校に送り届けるために車を運転するフランク。一緒に通学するマークを拾うためにジュリーの家を訪れるが、ジュリーはマークが熱を出したために学校を休むことフランクに告げる。

雨の中を再びドライブするフランク。市街地で交差点を通過しようとするフランクの車をトラックが直撃し、幼い娘たちの命はあっけなく奪い去られた。

葬儀が終わり、娘たちを失ったショックからフランクの妻は夫の元を去る。絶望の淵に立たされたフランクは、ジュリーを訪ねると衝動的に彼女を求めた。ジュリーはフランクを受け入れたが、夫アランに対する想いからそれ以上の関係を拒んだ。

ジェシーの誕生と親子の絆~フランクの回想

やがてジュリーがジェシーを出産する。ジュリーからジェシーは自分の息子ではないと聞かされていたフランクだったが、成長するジェシーの容姿を見て自分の子供だと確信するようになる。

そうして迎えたジェシー失踪事件の当日、フランクは、ただならぬ様子のジェシーが森に逃げ込む様子を偶然見かけ、後を追って森に入っていった。やがてマロシがジェシーを連れ去ろうとしている現場を目撃したフランクは、父親のふりをしてジェシーをマロシから引き離すと、そのまま自宅に連れ帰った。

ジェシーを言いくるめて自宅に留め置いたフランクだが、やがて母親を恋しがり始めたジェシーに、本当の父親は自分であることを告げる。自分を父親として受け入れたジェシーを連れて郊外にある空き家となっていた実家に引っ越したフランク。

月日が流れティーン・エイジャーになったジェシーは、カール・ハチェットという名前を名乗るようになっていた。

「穏やかな日々を一変させる事件が起きた」
マークとダニーを前に、フランクは回想を続けた。

「僕は一体何者なんだ?」~フランクの回想

非番で同僚のカルと酒を飲んでいたカールは、酔った勢いでセレナ・ウイリアムズ殺害現場に立ち入る。献血後に使った止血用絆創膏を殺人事件現場に落としたことに気づいたカールは、自分の代わりに20年前に行方不明となったジェシーという少年が犯人扱いされる状況に混乱する。

おぼろげな記憶をたどろうとしたカールは、真相を聞くために父親のフランクを訪ねていた。カールはフランクに「ジェシー」の写真を見せてこう切り出した。「父さん、僕は一体何者なんだ?」

怒りを露わにするマークとスレイドを前に、弱々しくベッドで横たわるフランクはこう続けた。

「全てを失って絶望しかけていた私の命をあの子がを救ってくれたのだ」「私を捕らえるならそうしてくれ。私はそれだけのことをした。でも、あの日、森の中であの子を見かけた時に、何か大きな力が働いたと思った。父親としてあの子を守ることができたのだ。」

カールのとった行動とその理由

一方、警察署に戻ったアリーはカールが行方をくらましていることを知る。カールと親しい同僚刑事のカルを厳しく問い詰めるアリー。カルは隠してきた真実をアリーに打ち明ける。

自分がジェシーだと知ったカールは自分の運命を呪ったが、父親を刑務所で死なせたくはなかった。罪をジェシーに被せることができれば自分はカールとして生きることできるし、父親を守ることができる。カールはそう考えたのだ。

カルはジェシーが存在すると見せかけるために、カールに協力する。ニューマン邸でジェシーのDNAが検出されたように見せかけたのはカルの仕業だった。

カール追走の果てに

一方、警察署を後にしようとしたプルーの前に、カールが現われる。プルーに素性がバレたと悟ったカールは、車を捨てて逃走する。プルーからの電話で、カールを追走したスレイドだったが地下鉄の構内でカールを見失う。その後プルーとスレイドは、乗り捨てられたカールの車から図書館の貸し出しカードを見つける。

母ジュリーが勤務する図書館を再び訪れたマーク、ダニー、そして二人に合流したスレイドとプルーの4人は、ジュリーの助けを借りてカールの貸し出し記録を確認する。記録に残されていたのは、ニューマン邸で見つかったガリバー旅行記だった。

(カールの回想:ジェシーが存在すると見せかけるために、カールが取った全ての工作が明らかになる。)

和解と回復された日常~エンディング

マークは、ダニー、スレイド、そしてプルーと一緒に森に向かう。そこには呆然自失の状態で倒木に腰かける「ジェシー」が居た。ジェシーに歩み寄ったマークは、20年間の思いのたけを打ち明ける。兄の気持ち、両親の気持ちを知ったジェシーは、兄がいたはずだという記憶に苦しんだ自分の過去を打ち明ける。

「もう一度、やり直そう」手を差し伸べた兄マークに、ジェシーは心を開く。

森の中で20年ぶりに抱擁する兄弟。その抱擁の輪の中に両親が、そして3人の友人達が加わる。

アランは過去の過ちを告白したジュリーを許し、ジェシーに対する想いは変わらないことを告げる。

老夫婦が窓越しに見下ろす先には、20年前と同じように仲良く歩く5人の姿があった。


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